渡仏後に必要な6つの手続き
フランス留学を考える方へ:
① CVEC負担金を支払う 最初に行うのはCVEC負担金の支払いです。
これは高等教育機関への登録を完了するために必要な手続きです。
負担金はCROUSへ支払います。
この負担金は、新入生の受入サポートや、学生生活を通じての社会、保健、文化、スポーツ活動を支援するために使われます。
また予防医療の取り組みにも使われます。
負担金額は年間90ユーロです。
cvec.etudiant.gouv.frのサイトからオンラインで支払可能です。
また、郵便局にて現金で支払うこともできます。
注意!支払いの証明書は大切に保管してください。
高等教育機関への登録の際に提示を求められます。
フランスの高等教育機関に登録するためには、必ずこの負担金を支払わなければなりません。
ただし以下に該当する場合は例外となります。
在学中の大学とフランスの協定校との間の交換留学生の場合。
フランスでは行政上の学生登録がなされないため支払不要。(ただし、ダブルディグリーの場合はこの例外に該当しないので、支払いが必要です。) 高等技術者免状(BTS)、美術大学の職業学位(DMA)、および高校が行う教育プログラムの学生の場合。
雇用主が学費負担する継続社員研修の一環で登録する場合。
CVECの手続き方法については、以下の資料をご覧ください。
② 留学先の高等教育機関に登録する 留学先の高等教育機関の国際部にて手続きの手順を確認し、登録を行う部署にて登録を完了させ、学費を支払い、学生証を受け取ります。
③ 銀行口座を開く 銀行口座を開くためには、住居証明書が必要になります。
居住先が確定するまでの間は、留学先の高等教育機関の国際部の住所を使うことができます。
また、身分証明証と在学証明書(あるいは学生証)の持参が必要です。
あらかじめインターネットでいくつかの銀行のサイトを見て、口座開設の条件などを比較してみましょう。
学生向けにお得なオファーがあるかもしれません。
口座を開設すると、キャッシュカード、小切手帳、銀行口座のRIBをもらえます。
RIBは医療費の払い戻しや、電話代の支払など、日常生活に便利です。
④ 長期学生ビザを有効にするオンライン手続き 長期学生ビザ(VLS-TS)にてフランスに来ている人は、フランス入国後なるべく早くこの手続きを行なってください。
この手続きを終えることで、セキュリテ・ソシアルへ登録することができたり、滞在期間中に旅行をしたりすることが可能になります。 (ただし、一時滞在長期ビザ(VLS-T)の方は、この手続きを行う必要はありません。)
長期学生ビザを有効にする手続き(*旧OFIIの手続き)は2019年2月18日より簡素化され、全てオンラインで行なえるようになりました。
フォームを郵送したり、予約を取る必要は一切ありません。
こちらのサイトにアクセスし、登録を行なってください。
https://administration-etrangers-en-france.interieur.gouv.fr
なお、入国日より3カ月以内に登録がなされない場合、長期学生ビザに付帯した滞在許可書の効力が失効し、ビザ保持者は不法滞在者とみなされる可能性があります。
ご注意ください!
* OFIIというのは、Office Français de l'Immigration et de l'Intégration の略で、フランス移民局とも呼ばれています。
ラブレフランス教室ではOFIIの面接対策のレッスンがあります。
⑤ セキュリテ・ソシアルへの登録 フランスの社会保障制度であるセキュリテ・ソシアルへ登録をします。
外国人学生専用の保険加入のサイトetudiant-etranger.ameli.frからオンラインで登録が可能です。 登録は無料です。
留学先の高等教育機関への登録が済み、移民局での長期学生ビザを有効にした後に登録してください。
セキュリテ・ソシアルへの登録は必須です。
登録することにより、carte vitale という保険証を受け取り、医療費の一部の払い戻しが可能になります。
希望者は、Mutuelle(相互保険)に登録することで、医療費の払い戻し金額を補填することもできます。
⑥ CAF(フランスの住宅補助・家族補助制度)への登録 CAFに登録することで、住宅補助金(APL)を受けることができます。
いくつかの条件により受給金額は異なりますが、補助金は住居費の軽減につながります。CAFへの登録は任意です。
自分がどれくらいの補助金の対象となるか、CAFのサイトでシミュレーションしてみてください。
上記のサイトからオンラインで登録できます。手続きに必要な書類は以下の通りです。
銀行口座のRIB 住居証明書(賃貸契約書など)のコピー 学生証 パスポート 戸籍謄本/抄本(アポスティーユをつけ、フランス語に法定翻訳されたもの)または在仏日本大使館・総領事館で作成してもらった出生証明書
ダミアンとジュリアン先生
ラブレフランス教室