2017年3月3日金曜日

フランス語 = 俗ラテン語 ?

フランス語 = 俗ラテン語 ?


フランス語はどこからやってきたかご存知ですか?

ラテン語には話し言葉と書き言葉が同じ古典ラテン語があり、話し言葉だけが変化した俗ラテン語があります。

この俗ラテン語が変化しフランス語へと発展します。
11世紀から13世紀にかけてのフランス語はラテン語と比べ、表現豊かで身振りがとても大きく、方言の種類も増えました。

13世紀後半になると方言は衰退し「フランス語」として標準語になっていきます。

そしてフランス語は諸外国に浸透し、特にイギリスへの影響は大きく、現在でも多くの英語がフランス語起源を持っています。

17世紀初めまでフランス語は自然的な発展を進めてきましたが言語の統制が厳しくなり、フランス語を規則的で誰にでも理解可能な言語に統一する目的のもとに、1634年にリシュリューがアカデミーフランセーズを創立。

このアカデミーフランセーズによる辞書(アカデミー辞書)は1694年の初版から8回の改版を重ね現在に至っています。
まず、綴りにおいてはラテン語に似た形にしたかったので新しい文字を入れても発音は変えられないので綴りだけ変更しました。

それがフランス語独特の綴りと発音の由来です。

 例えばフランス語の【TEMPS】(時間)。

 古典フランス語の【TEN】とラテン語【TEMPUS】が組み合わせて出来た言葉。

「P」を入れても発音しない。

それから1740年、3番目の出版でアクセントの出現により、なんと!フランス語の単語の綴りが3分の1も変更されました。

Escrire→Écrire (書く)

Febvre→ Fièvre  (熱)

さらに1835年には【oi】→【ai】に変更。

J’avois→J’avais(現在のフランス語)

複数の綴りも変更。

【T+S】の形ができました。

古典フランス語でのフランス語は

複数: Enfans ( ラテン語 "infans")

現在のフランス語では

複数:【Enfants】

また、20世紀後半にケベック、フランス、ベルギーで行われた女性運動によりフェミズムの影響でこれまで男性名詞だった職業に関わる名詞にも女性形が加わりました。
Professeur(男性形)→Professeure(女性形)

1990年、アカデミーフランセーズの最終改訂版がありました。


例えば:

Week-end→Weekend (週末)

Oignon→Ognon (玉ねぎ)

Des Après-midi→Des Après-midis (午後)

Coût→Cout (コスト)

Entraîner→Entrainer (訓練)

 
2008年にフランス国内全土の教科書に反映させ統一化しました。

ということは、それ以前にフランス語を学んだ人は刻々と変化したフランス語のことを知らない人が多いのが現状。

このようにフランス語の綴りは常に変化しており全てを網羅するには気が遠くなる作業なのです。

それを考えるとフランス語の習得にはまず、フランス人とのコミュニケーションで文章の使い方、会話術を学んで、最後に綴りやアクセント記号の徹底に取りかかった方が楽しく学べると思いますよ。


ダミアン
ラブレフランス教室
www.vraiefrance.com